コードバン好き界隈で話題の(今さら感ありますが…汗)脱皮を初めてやってみましたのでリポートします!
言わずもがな、素人の考察です。このブログの情報によって購読者さまに如何なる不利益が生じましても責任を持てませんので予めご了承ください。
コードバン脱皮とは?
詳しくはGoogleで【コードバン 脱皮とは】などで検索をしてみてください。
要は、コードバンの毛羽立ちやくすみが酷い時に行うお手入れ方法で、革の表面をミクロン単位で削って均一にし、その後の通常のお手入れで再びコードバンを輝かせよう!と言うお手入れ方法です。
まさに脱皮と言う表現が言い得て妙ですよね。
ちなみに、コードバンの通常のお手入れ・メンテンナス方法は以下のページに書きましたので宜しければご覧ください。
ちなみにミクロン単位ではありますが革を削る作業になりますので、本当に本当に自己責任で行ってくださいね。
今回はCrockett & Jones(クロケットアンドジョーンズ)のHENLEYの脱皮を行います!
まずはブラッシング〜汚れ落とし!
まずは通常のお手入れ・メンテナンスと同様に靴に付いた汚れや埃を落とすためにブラッシングを行います。
ブラッシングを終えた状態のHENLEYがこちらです。
その後、こちらも通常のお手入れ・メンテナンスと同様に靴の汚れを落とすため、リムーバーを使います。
いざ脱皮っ!
さて、ここからが脱皮の作業です!
上級者は1000番以上の耐水ペーパー(紙やすり)を使用して脱皮をするらしいのですが、さすがに勇気が必要なので初心者に推奨されているメラミンスポンジを使用します。
メラミンスポンジ、そうです、レック株式会社が販売している激落ちくんです!
使用方法は簡単です。
上記までの行程で汚れや埃を取り払った状態で水に濡らしていない激落ちくんを使用して革の表面を擦るだけです。
各脱皮サイトで推奨されているように一箇所を集中して擦るのではなく、全体を万遍なく擦ります。
キュッキュッと不快な音が想像しているよりも大きく出るので、ご家族が寝静まってから行う場合は気を付けてください。
全体を万遍なく擦った状態がこちらです。
心配になるくらい輝きがなくなりますが大丈夫です。これが正常な状態です。
この後、革の表面に付いた削りカスを取り払うために軽くブラッシングを行います。
クリーム〜カッサ棒〜ブラッシング〜磨き
あとは通常のメンテナンス通りにクリームを塗り、カッサ棒で全体を擦り、ブラッシングをしてクリームを革に馴染ませ、最後にクロスで磨きます。
脱皮終了!
全ての作業を終えた靴がこちらです。
このページの1枚目の写真が使用前、すぐ上の写真が使用後です。
写真で見ると殆ど変わらないと思いますが(笑)、爪先に写り込む僕の姿が脱皮後の方が鮮明なのが写真をよ〜く見るとお分かり頂けます。
そうです、脱皮後の方が輝きが増したと言う事です。
実物ですと、まず気になった毛羽立ちがかなり解消されました。
また、革の色そのものの深みが増した感じがあります。
コードバンの毛羽立ちやくすみが気になる方は是非ともチャレンジをしてみては如何でしょうか?
繰り返しになりますが、素人の考察です。このブログの情報によって購読者さまに如何なる不利益が生じましても責任を持てませんので予めご了承ください。
【2018.04.29 更新】誤字脱字を修正しました