ALDEN（オールデン）ファンの間では、もはや常識となっている(？)個人輸入ですが僕は全くの未経験でした。
ですが、どうしてもプレーントゥのクロムエクセル・ブラウンカラーのモデルが欲しくて個人輸入に初めて挑戦してみました。
最初に断っておきますと英語は全くと言って良い程出来ないです！
頼りはGoogle翻訳です！
ですが、本当に簡単に個人輸入ができました。
しかもPCを使わずスマホのみでOKです。
※ただし、住所をコピペするのでPCの方が何倍も楽だと思いました…汗
その一連の流れをお伝えします。
かなり長い記事になってしまいましたがご了承頂ければ幸いです…(汗)
まずは転送業者を決める！
現在（おそらくALDEN本社の意向だと思いますが）アメリカ国内に数多くあるALDENの有名ショップから直接個人輸入をするのが難しくなっているようです。
日本へ直接送ってくれてもバカ高い配送会社を使ってそこに手数料を上乗せする事もあるらしいです。
そんな中で活躍するのが転送サービスの業者です。
転送サービスと言うのは、要はアメリカで私書箱を用意して、ショップからはそこに荷物を送ってもらい、そこから日本の自分の自宅に送ってくれるサービスですね。
【米国のお店→日本の個人宅】を【米国のお店→米国の転送サービス業者→日本の個人宅】の流れを組むんです。
日本への発送がNGなアメリカの他のショッピングサイトも転送サービスを使えば利用できるサイトが多いので、これを期に転送サービスを使ってみるのも良いかもしれません。
また、複数のショップでショッピングした商品を転送サービス業者に送って、そこで1個の荷物にしてもらう事によって配送料を抑える事もできます。（場合によっては高くなる可能性もあるらしいです…汗）
数ある転送サービス業者から、各サイトでの評判や日本語対応（サイトだけではなく問い合わせも！）と言う事もありOPASにしました。
OPASでは紹介制度もあり、下のリンクから登録をすると初回発送料が5％OFFになります。（上記のリンクでは適用されません。）
ちなみにお伝えしておきますと、この方法を使いますと皆さんは初回発送料が5％OFFになりますが、紹介をした僕はそれ以上の割引を得られる事になりますので「いやいや、どこの馬の骨とも分からないお前にそんな良い思いさせたくないわ！」と言う方は5％OFFはないですがこちらのリンクから…
お申し込みくださいませ。
OPASのアカウント登録方法（2018年4月現在）
OPASのサイトにアクセスしてください。
トップページ上段にこの画面が出てきますので【登録】ボタンをクリックします。
次に会員種別を選びます。
会員種別が3種類ありましたが、僕は月額無料の【無料プラン】を選びました。
会員種別は後からでも変更可能ですので、まずは【無料プラン】で良いのかと思います。
後は、日本の各種サイトの会員登録と同じような項目を埋めていきます。
注意点として、住所・名前も半角英数字入力となります。
「東京都港区」ではなく「Minato Tokyo」みたいな住所の書き方は例が載っていますので国際郵便での住所の書き方に自信のない方も大丈夫ですよ。
なお、海外のサイトとやり取りをする際には必ず半角英数字を使うようにしましょう。
先方のPCの環境にもよりますが、英語圏のPCに全角のローマ字や数字を送ると文字化けが発生する可能性があります。
日本ですとローマ字や数字も全角で送る癖がついている人もいますので、ここは気を付けましょう。
記号なども全て半角で入力しましょう。
アカウント登録が終わると無事に自分専用のアメリカ籍の私書箱ができます。
また、多数あるALDENの有名ショップは日本人が大好きなので(笑)問題ないようですが、アメリカのショップの中には私書箱NGのショップもあるようです。
そんなショップに対抗するため(？)に、有料となりますが私書箱ではなく個別の住所を提供してくれるサービスもOPASにはあります。
アカウント登録後ログインをして【アカウント情報】ページの【特別住所希望】ボタンをクリックすればすぐにメールが送られてきます。
※個別住所でもNGのショップもあります（アバクロ、コーチ、トミー・ヒルフィガー、等）
ちなみに、OPASのサイトを使用していて時間経過により強制ログアウトし再度ログインをすると英語表記になってしまう事がありますが、ページ上方にある日の丸をクリックすると日本語表記に戻ります。
The Shoe Martでショッピング！
数あるALDENの有名ショップから今回はThe Shoe Martでショッピングをする事にしました。
サイトのユーザビリティ
理由として、もちろん僕が欲しいモデルがあった事は当然なのですが、サイト上でのソート機能が充実している事が大きいです。
The Shoe Martのソート機能は秀逸で、マテリアルやラストやモデル（プレーントゥとかウイングチップとか）でソートでき、かつサイズとウィズを指定すれば在庫がある物だけソートがかかると言う優れ物！
こちらはもちろん全部英語表記ですが全く問題ありません。
個人輸入までしてALDENを買おうなんて人にとっては出てくる単語で分からない物はないはずです！(笑)
実際にショッピング！
Amazonや楽天と言った日本の通常のショッピングサイトと同様で、カートに商品を入れてお会計をするだけです。
そのお会計の時に気を付けなければならないのが住所と電話番号です。
これを普通に自分の物を入れてしまっては発送不可の注意書が出てしまいます。（The Shoe Martは日本への直送がNGのショップなので。）
まず、OPASに登録された私書箱情報を用意します。
下の画像はOPASサイトのスクショです。
そしてThe Shoe Martのオーダーフォームに注意しながらコピペしてください。
- The Shoe Martのフォーム上（以下TSMと略）【Country】はプルダウン式になっているので【United States】を選択
- TSM【First Name】は自分の名前をローマ字で
- TSM【Last Name】は自分の名字をローマ字で
- TSM【Adress Line 1】はOPAS私書箱（以下OPAと略）【Adress 1】をコピペ
- TSM【Adress Line 2】はOPA【Adress 2（#から始まる私書箱ナンバー）】を
- TSM【Company Name】は空欄のまま
- TSM【Suburb/City】はOPA【City】を
- TSM【State/Province】はプルダウン式になっているのでOPA【State】で表示されている【Oregon】を選択
- TSM【Zip/Postcode】はOPA【Postal Code】を全て
- TSM【Phone Number】はOPA【TEL】を「-（ハイフン）」ごと全て
これで問題なくオーダーを受理してもらえます。
こちらも先程言った通り、必ず半角英数字を使うようにしましょう。
次にThe Shoe MartからOPASへの発送方法を選びます。
僕は無料のFedEx（Home Delivery）にしました。
商品代金や送料の支払い（今回は送料無料にしましたが）はPayPalで行い全て終了です。
なお、The Shoe Martでは最初のオーダー時に会員登録ができて、2回目以降の住所・名前等の入力を省略できるようなので、会員登録をオススメします！
OPASで事前に注文内容を申請！
マスト事項ではありませんが、OPASの商品管理の安全性・作業の迅速さを考え、事前に注文内容を申請しておく事が推奨されています。
やり方はOPASのサイトに行きログイン。
次に【アイテム管理】ページに行き【未到着アイテム注文内容申告】ボタンをクリックします。
後は指定された情報をローマ字で入力するだけです。
僕は【内容品】を【Shoes】に、【商品名】を【Alden（のみ・モデル番号は記載しませんでした）】にしました。
また、この時点ではお店から【追跡番号】を教えてもらえてないので記入できませんが、後からでも記入できるので取りあえずは空欄のままでOKです！
OPASまでの商品配送状況
The Shoe Martにて注文をしたのが日本時間の4月21日（土）22時頃。
4月24日（日）深夜0時頃、The Shoe Martからメールが来てFedEx（Home Delivery）の追跡サービスの番号が届きました。
メール本文中の【Track Your Shipment:】の後の番号が追跡番号で、その追跡番号にリンクが貼ってありますのでクリックすると下の画像のような追跡サービスの画面になります。
そこからは荷物が今どこにあるのかが追跡できます。
ウルトラクイズばりにアメリカ大陸を横断しております(笑)
また、1つ上と2つ上の画像を見比べて見て頂ければ分かりますが、当初予定していたよりも到着予定が、いきなり何の前触れもなく遅くなったりもするようです。（米国時間4/28→5/1に…汗）
さすがアメリカです！
なお、この時点でFedExの追跡番号が確定しましたので、上記OPASの【未到着アイテム注文内容申告】に追加してやります。
そこから来る日も来る日もこの追跡画面を見続けて「まだかな〜？」と待ちわびます(笑)
OPASに到着！〜発送手続き
ある日突然、OPASから「お荷物到着のお知らせ（US）」と言うメールが。
そうです！商品がOPASのアメリカの住所に到着したのです！
米国時間5/1に到着予定だったのが1日早まって4/30に到着しました！（申込時の予定よりも2日遅いですが…汗）
メールが来たのは日本時間の5月1日（火）午前5時です。
メールを受け取ったら自宅への配送の手続きをしましょう。
まず、OPASのサイトでログインをするとこんな画面になっています。
ちなみに、同時期にAlden Shoes of New Yorkでも買い物をしたため、そちらからの商品も同日に到着しました！
この2店舗からの荷物を日本に送ってもらうため、発送の手続きを行います。
まず、発送をしたい荷物にチェックを入れて【発送】ボタンを押します。
下の画像の青丸部分です。
次の画面はこのような画面です。
ここから各項目を選びます。
- 【お届け先住所】は事前に設定をしている住所を選べばOKですし、勤務先等別の住所を新たに設定する事も可能です。
但し、靴の個人輸入には関税が発生し、関税の支払いは配送会社によっては配達員さんへの直接手渡しになるので特に勤務先への発送はお気を付けください - 【発送内容】の【発送方法】ですが、これはご自身のご希望の配送業者を選びます。僕はヤマト運輸を選択しました。
- 【発送内容】の【保険をかける】ですが、これは買い物をしたお店に払った総額の2％で荷物に保険がかけられるオプションですね。
保険の有無はご自身のお考え次第かと思います。
ちなみに、今回僕は合計で＄1,210の支払いだったので＄24.2が保険料ですね。
僕は保険をかけました。 - 【発送内容】の【お荷物の検品をする】ですが、これは読んで字の如くです。
この検品がどこまでの物なのか「商品が間違っていないかどうか確認するだけ」「商品の細部まで確認する」など、どの程度のレベルか分からないので僕は検品オプションはかけませんでした。 - 【発送内容】の【優先発送の利用】も「いいえ」にしました。
- 【発送内容】の【備考】ですが、入力欄の枠外に注意書で「革靴の靴箱は捨てません」と明記されているので（下図をご参照ください）空欄のままにしておきました。
靴箱を捨てられたら絶対に困ると言うのであれば、念を押してここに「靴箱は絶対に捨てないでください」と書いた方が良いかもしれませんね。 - 【添付ファイル】ですが何も添付していません。
- 【プロモーションコード】ですが、持っていれば入力をします。
OPASサイト内のアカウント情報をきっちりと設定をしておけば会員登録後30日以内に使用可能な＄10割引のクーポンが発行されているはずなのでここで使用しました。 - 【お支払い方法】ですが、事前に設定をしてあるPayPalを選択します。
各項目を設定したら、1番下の【送信】ボタンを押します。
そうすると次のような注意書が出てきます。
心配な人は【Cancel】を押して、再度住所を確認しましょう。
僕はとりあえずそのまま【OK】を押しました。
これで発送手続きは終了です！
ちなみに、発送手続きを終了するとログイン後の画面がこのような画面になります。
ここでは【リクエスト詳細】や【アイテム詳細】を押すとそれらを確認する事ができます。
※ちなみに、The Shoe Martからの荷物の方がAlden NYからの荷物より2ポンド重いのはシューツリーも一緒に購入したからです
リクエストをした翌日の日本時間5月2日（水）午前8時にOPASから支払い料金確定のお知らせメールがきました。
OPASのサイトにログインをすると【リクエスト一覧】の【アクション】の部分に支払いボタンがありますので、そのボタンを押して支払いをしましょう。（すみません、スクショし忘れました…汗）
支払いが無事に終了するとこのような画面になります。
ここで【サービス料詳細 │ 支払方法変更】ボタンを押すとOPASに支払った金額の詳細が出て来ます。
僕はPayPalで支払ったので「支払方法変更」はできないようですが、PayPalやカード払い以外だと、ここからカード払いに変更できたりするのでしょうか？
OPASから発送！
発送手続きが終了すると、OPASにログインしてすぐに表示される【アイテム管理】画面から何もなくなって「あれ？僕の荷物は何処へ！？」となりますがご安心ください(笑)
画面左側のメニューみたいなところにある【リクエスト履歴】をクリックして【リクエスト履歴】画面を表示しましょう。
すると発送手続きしている一覧が表示されます。
そして、上の画像では既に表示をされていますが、OPASからこちらへの発送手続きが終了すると【追跡番号】欄に追跡番号が表示されます！(嬉)
もちろん、これはメールでもお知らせが来ます。僕が受け取ったのは日本時間の5月3日（木）午前9時30分でした。
僕はヤマト運輸を利用しましたので、追跡番号が確定されるとヤマトの荷物追跡が使用可能になります。
もちろん、ここからはヤマトのスマホアプリでも追跡できます。
ただし、追跡はできますが、荷物受け取り住所の変更や時間指定はできませんのでご注意ください。
僕はこの時点でアプリで通知設定やMy荷物登録を行いました。
ただ、アプリは注意が必要です。
日本に到着した際にはアプリにはしっかりと「国内到着」と表示されるのですが
この画面ではこの先は一向に進みません。
自宅に荷物が到着していてもこの表示のままです(汗)
「国内到着」が表示されたらそれ以降の追跡は【詳細】ボタンを押して
次の画面でも「国内到着」で止まってしまうので【詳細2】ボタンを押せば
しっかりと追跡できます。
ちなみにヤマト運輸の場合、追跡番号が確定した時点では既に輸出許可は得られていて船（飛行機？）への荷物積み込み待ちの状態です。
あとは関税支払い分の現金を用意して荷物の到着を待つのみです！
自宅に到着！
待ちに待った5月9日（水）午前9時30分、ヤマト運輸が我が家のインターフォンを押してやって来ました！
商品が無事に到着です。
日本時間の4月21日（土）に注文をして実に18日・2週間半をかけての到着です！
OPASが荷物をまとめてくれた段ボール1箱が送られてきました。
いざ、開封すると…
OPASに特に申請をしなくても、靴箱は捨てられずにきちんとそのままの状態で送られてきました。
※OPASでは「革靴」の靴箱に関しては捨てずにそのまま梱包してくれる旨は明記されていますけど少し心配でした…(汗)
それでは中身を確認しましょう。
The Shoe Martオリジナルの靴ベラが入っていました！
靴本体も見てみましょう。
問題なし！
コードバンやカーフとは違う、クロムエクセルらしい艶と輝きを放っているではありませんか！(嬉)
東京の梅雨入りを前にクロムエクセルのプレーントゥが無事に届きました。
これは今シーズン、かなり活躍しそうな予感です！
あぁ、早くお手入れしたい…(汗)
履きおろしはまた別のエントリーで書きますね。
総額〜ラコタハウス・通販サイトとの比較
今回かかった費用ですが…
- 靴…581.00ドル
- シューツリー…37.00ドル
- お店→OPAS送料…無料
- OPAS→日本自宅送料…80.15ドル
- OPAS保険料…12.36ドル
- OPAS再梱包手数料…10.00ドル
- クーポン割引…マイナス10.00ドル
- 関税…5,349円（靴2足の総額10,800円から割合で計算）
まとめますと…
- お店…69,069円（618.00ドル・111.76円/ドル）
- OPAS…10,525円（92.51ドル・113.77円/ドル）
- 関税…5,349円（靴2足の総計から割合で計算）
- 合計…84,943円（込）
となりました。
プレーントゥ・バリーラスト・ブラウンCXLはラコタハウス（日本の総代理店）での正規取り扱いがありませんので比較は難しいですが、レギュラーで取り扱っている49084（プレーントゥ・ミリターリーラスト・ナチュラルCXL）の定価が101,520円（込）なので、やはり正規店で購入するよりは割安ですね。
並行輸入の某通販業者と比較をすると同モデルが72,900円（込）ですので、欲しいモデルがある場合は金額だけ考えれば通販を利用するのが得策かと思います。（実際に購入した事がないので何とも言えませんが…汗）
初めて個人輸入をしてみて
金額だけで言えば上記の通りに並行輸入品を扱う通販業者で購入した方が簡単ですし安くすみます。
ですが、アメリカ本国の魅力的なお店の別注品を確実に手に入れるには個人輸入が確実ですし、それらのお店を何度か利用する事によりお店との信頼関係が築ければレアカラーコードバンのウェイティングリストに入れてもらえる可能性も増えると言われています。
また、転送サービスのOPASを利用した事によって本国のAmazonやebayでもショッピングを出来るようになりましたので自分自身のショッピングの世界が広がりました。
皆さんも是非とも個人輸入に挑戦してみては如何でしょうか！？
おまけ〜時系列のまとめ
以下は全て日本時間となります。
- 4月21日（土）21時00分にOPASの登録完了
- 4月21日（土）22時00分にThe Shoe Martでのショッピング終了
- 4月24日（火）0時00分にThe Shoe MartからOPASに発送（追跡番号確定）
- 5月1日（火）5時00分にOPASに到着
- 5月1日（火）22時00分にOPASで発送リクエスト
- 5月2日（水）8時00分にOPASから請求通知→支払い
- 5月3日（木）9時30分にOPASから日本に発送（追跡番号確定）
- 5月8日（火）10時00分に日本到着
- 5月9日（水）9時30分に荷物が自宅に到着！
【2018.07.09 更新】誤字脱字を修正しました
