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9月14日に購入したパラブーツのシャンボードを9月16日に履きおろしましたのでご報告します。

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プレメンテ

革靴好きの方にはお馴染みの言葉ですが、まず「プレメンテ(プレメンテナンス)とは何か?」ですが、基本的には革靴を履きおろす際に行うお手入れ・メンテナンスの事だと僕は理解しています。

で、僕はプレメンテだからと言って特別な事はしません。
これから先にその靴に行っていくお手入れ・メンテナンスを履きおろしの際も行うだけです。
これはどの靴でも同じような考え方です。

では、今回はどんなメンテンナンスをしたかと言いますと…

ブルームの処理

パラブーツのシャンボードに使われているレザーはリスレザーと言う革で、カーフにオイルを丁寧に染みこませた革ととらえて問題ないかと思います。

で、このリスレザーはブライドルレザーと同じようにブルームと言う白い粉が付着する事があります。
染みこんだオイルが革の表面に固体として表れる現象です。

特に新品で試着回数が少ないシャンボードなど、革本来の色が分からないくらいに白い粉まみれになっていたりします。

これは悪い事ではなく、こうなってしまう、ある意味リスレザーの仕様みたいなもので、ブラッシングをしてブルームを払ったり革に染みこませ直したりします。

僕は前回の記事で書いた通り

BEAMS銀座店でシャンボードを購入しまして、BEAMS銀座店では購入後にブラッシングをしてくださるサービスがあり、お言葉に甘えてブラッシングをお願いしました。

前回も掲載した写真ですが、丁寧にブラッシングをされればブルームは全く見えなくなります。

保護用クリーム・WAXの除去

革靴と言うのは製造過程でクリームやWAXが塗られている事が殆どです。
工場で製造されてから倉庫で保管され、そこから車や航空機や船で各国の販売店に出荷され、それぞれの販売店で保管されてからお客さんの手元に届くわけで、その間に革が痛まないようにするためだと理解しています。

なので、汚れを含んだそのクリームやワックスを除去してしまいます。
ただし、このクリームやWAXをリムーバーで処理する事に関しては賛否両論があると思いますのでご注意ください。

リスレザーとの相性はよく分かりませんが、クリーム・WAXの除去と言えばM.MOWBRAYのステインリムーバーの登場です。

 

 

まずは、BEAMSのスタッフさんがキレイに入れてくれた紐を外してしまいます。

ステインリムーバーは使用前によく振ります。
液体と薬剤がボトルの中で分離をしているからです。

よく振ったら、いらなくなったTシャツにステインリムーバーを染みこませて靴を拭きます。
リスレザーと言う事で頑丈だろうと思いゴシゴシ拭きます。

クリーム

クリームはクロムエクセルのお手入れ・メンテンナンスで使用しているCollonil(コロニル)の1909シュプリームクリームデラックスのカラーレスを使用する事にしました。

 

 

自宅にペネトレィトブラシが余っていたのでこちらを使用して靴にクリームを塗り込みます。

 

 

革の性質でしょうか、他の靴に比べてクリームの伸びが余り良くなく、例えが難しいのですが、革がすぐにクリームを吸い込んでしまうような感じで他の革靴よりもクリームの量が多くなってしまいました(汗)

ブラッシング

通常のカーフと同じように豚毛のブラシを使用してブラッシングを行いました。
※コードバンのみ僕はブラッシングも馬毛のブラシで行うようにしています

ブラッシングだけで革が内面から輝くのが分かります。
噂には聞いていましたが、パラブーツのリスレザーは上質な革を使用していますね〜。
同じオイルレザーでもRED WINGとは一味も二味も違いますね。(値段も一味も二味も違いますが…汗)

磨き

ブラッシングのみでしっかりと革が輝いてくれたのでとりあえずクロスを使用しての磨きは行いませんでした。

今後、革の状態を見つつ、必要であればクロスでの磨きも行おうと思います!

ハイシャイン・艶出し

僕は初めて履く靴にはハイシャインは行いません。
理由としては、初めて履く靴と言う事でどこからどこまで皺が入るか分かりませんからね。

ただ、シャンボード諸先輩方のインスタを見ているとハイシャインしたシャンボードの格好良さに憧れるので、今後数回履いて皺が出る部分を見極めてから軽く艶を出そうかと思っています。

履きおろし

最後に靴紐を青色の物に変更しました。
アズーロ・エ・マローネを意識です!(笑)

紐はBriftH(ブリフトアッシュ)の80cmの丸紐です。

少し紐が長かったので、次回購入の際は75cmの物にしようかと思います(汗)

と言うわけでプレメンテ(と言うか最初のお手入れ・メンテナンス)を終え青色の靴紐を通したシャンボードがこちら!

お手入れをしていると革の良さが実感できる靴です。
これからどうやってエイジングが進んでいくのか楽しみでしょうがないです!

 

【2017.09.19 更新】誤字脱字を修正しました

 

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